きのこの針山ができるまで - 2015.03.23 Mon

とうとうminneで出品していたきのこの針山が品切れとなってしまい(2個しか出品していないから当たり前)、超焦りモードで生産しました。
最近、晩ご飯の後、まったりしてしまうことが多かったので、そのつけが回ってしまった形です。
自業自得ですね。
せっかくなので、きのこの針山の製作工程を解説したいと思います。
なお、きのこマチ針の製作工程は
てか、細かすぎて見えないと思うので…。

まずは、クラフトテープを裂いてカゴを編みます。
だいぶん慣れたので、テレビを見つつ手を動かしていると、30分ぐらいで1個編み上がります。

編み上がったカゴに色付きのニスを塗ると、それなりに自然な風合いになります。
次はマチ針を刺す部分を作ります。
マチ針を刺す部分は、針が錆びないよう全て本物のウールを使っています。
ウールを球状にするには、ニードルで刺すか、洗剤入り温水に浸してコロコロ丸めるとできます。
でも、私は独特の模様を表現したいので、あえて一度フェルトシートにしてしまいます。

巻きすに染色されたウールをちぎって広げていきます。
この写真のは色が偏っているので、若干失敗してます(今から思えば)

ここへ台所用洗剤を混ぜた温水をまんべんなくかけて、巻きすに巻いてゴロゴロ転がします。
すると、一回り縮みます。
これは、洗剤入り温水をかけることでウールのキューティクルが毛羽立ち、他の繊維と絡まることで縮んでいく「縮絨(しゅくじゅう」又は「フェルト化」という現象です。
巻きすでゴロゴロ転がすことで、さらにフェルト化が進んでいくのです。
なので、ウールのセーターを40度以上の温水で洗うとフェルト化を起こして縮んでしまいます。ご注意くださいね。

フェルト用のニードルで芯となる球を作って、先ほどのフェルトシートで包みます。
このニードルはただの針ではなく、ところどころに切れ込みがあります。
ウールにニードルを刺すと、切れ込みに繊維が引っかかり、他の繊維と絡んでフェルト化してく仕組みです。
刺せば刺すほどフェルト化していくので、がんばって刺します、プスプス。
たまに自分の指も刺します。ぎゃー!
そして、カゴにフェルトの球を入れたら針山の完成です。
それなりに手間をかけて作っていますが、一番大変なのは写真撮影かもしれません。
お客様に見てもらおうと思うと、そこそこ見栄えの良い写真にしないと目に止まりませんからね。
minneのギャラリーにも似たようなものを4つ出品しました。
よかったら見てくださいね。
ギャラリーはこちら→craftたま屋のギャラリー
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